ブライトマンはなぜ3ステップなのか

ブライトマンを導入検討いただいている企業様からよくある質問です。

「なぜ3工程もあるのか?」

「スチームと同時にコーティングできる製品も多々あるのに、ブライトマンは性能が悪いのか?」

これはめちゃくちゃ多い問い合わせです。

ブライトマンを開発中の時代、やはりコーティング成分を混入させて同時にコーティングまで施工できるといいなと思い、その方向で進めていました。
しかし、相談に行く化学工場や、化学の専門家の方々はみなさん同じことを言います。

「同時にコーティングなんてできないよ。」と。

調べていくうちに、勉強していくうちに理解しました。

スチーマー系リペア剤の主成分、ポリカーボネートを溶かす成分であるジクロロメタン。
この液剤の沸点は約40℃です。
この40℃というのは様々な溶剤の中でもかなり低いです。

スチーマー系リペアは、特徴として、
「液剤を熱し、蒸発した蒸気をヘッドライトにあて、ポリカを溶かし表面を滑らかにする。」
ということがあります。

仮に、スチーマー系リペア剤にコーテイング成分を入れたとします。
それを熱していくと、40℃あたりでジクロロメタンが蒸気となります。
この段階でコーティング成分はまだ蒸発していません。

もうお気づきかもしれませんが・・・

この段階の蒸気をヘッドライトにあてればそれは綺麗な仕上がりになります。
しかし、この蒸気はジクロロメタンでしかないので、ヘッドライトにコーティングはされていません。
じゃあ、コーティング成分が蒸発してくるまで待ってから施工すればいいじゃないか?
そこまで待つと、今度はジクロロメタンが完全に蒸発してしまいなくなってしまいます。

つまり、
『ポリカを溶かすためのジクロロメタンと、コーティング成分を同時に蒸気化しヘッドライトに塗布することはできない』

ということです。

じゃあ、液剤に混ぜたコーティング成分はどこに行くのか?
液剤に混ぜたコーティング成分は、施工カップに残っていきます。

これが、ブライトマンが3工程の理由です。

ジクロロメタンを使用している段階で、蒸気で同時にコーティング成分をあてることは不可能と判断しました。
しかし、しっかりとコーティングを施工しないと耐久性に影響する。

ということで、
前処理剤とトップコートをスチームの前後に行い、物理的にヘッドライトに浸透させることにしました。